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   ― 2006年のニュースから ―

12/18 2007年度税制改正、企業に甘く、個人に辛い


去る12月1日、首相の諮問機関である政府税制調査会が、2007年度税制改正の答申を発表した。法人税を軽減する施策を盛り込むなど、その内容は、経済活性化に重点を置くものになっている。「財政赤字の放置につながる」との批判に対しては、「経済が活性化すれば、企業が国際競争力をつける」ひいては「税収が増え財政再建につながる」というロジックで対抗する。

減価償却制度を改正

 経済活性化の目玉は、やはり「減価償却制度の見直し」だ。減価償却とは、建物や機械などの固定資産を取得した際に、価値の減少額を耐用年数にわたって費用化する制度。現在の日本の減価償却制度は、他の主要国とは違い、償却限度額(取得価額の95%)を設けている。つまり、固定資産を保有し続けるかぎり、取得価額の5%は償却できない。5%分を費用として計上することができないので、そのぶん法人所得が増し、課税額が増えることになる。
 今回の答申は、「この償却限度額を撤廃し、取得価額全額を償却できるようにしよう」という提言をなした。実現すれば、固定資産の取得価額の5%分が課税の対象からはずれるため、投資額の大きい企業にとっては、大きなメリットになると言える。



12/13 納税者が持参した滞納金 勝手に延滞税に充当


 納税者が持参した滞納税金を断りなく延滞税に充当した問題が、三重県鈴鹿市で発生。市の総務委員会で大きな問題となり11月7日、市は是正を約束しました。

 鈴鹿民主商工会(民商)の安田公男さん(仮名)=運送=は不況に加え、奥さんの通院などが重なり、固定資産税や住民税、国保税などを滞納しました。しかし、なんとか払いたいと、昨年7月から毎月欠かさず5万円を納税課に持参してきました。今年10月、50万円を持参したところ、納税課職員は本税に35万円、延滞税に15万円を充当しました。安田さんは、「本税が残っているのになぜ延滞税に入れるのか」と抗議しましたが、職員は「本税も延滞税もない」と暴言をはきました。
 市の総務委員会では11月7日、日本共産党の森川議員がこの問題を追及しました。納税課は「大正5年に判例があり、問題ない」と、正当化する発言に終始しましたが、同議員が「いつの判例を言っているのか。地方税法20条には本税額の優先充当の規定(左上の注)がある。誤りを認めよ」と追及。納税課は税法違反を認め、「今後は本税を優先する」と回答しました。
 傍聴に参加した会員らは「市は払う意思ある人も回収機構送りしてきたが、こんな制裁措置は許せない」「根拠もなく徴収していたなんて驚いた」との感想が。
 しかし、その後の鈴鹿民商の交渉で納税課は、延滞税に繰り入れた15万円を本税に振り返ることに難色を示し、安田さんは「納得できない」と、異議申し立てをおこないました。
 民商は「鈴鹿市は延滞税の回収予算1000万円に対し、9000万円も回収するなど、徹底した納税者いじめをおこなってきた。徹底してたたかい、税法と憲法で保障された生存権を守らせ、強い民商を建設しよう」と呼びかけています。

(注)本税額の優先充当は、国税通則法第62条(2)、及び地方税法第20条の9の4(2)で定めています。



11/11 大企業減税を優先


 政府税制調査会(首相の諮問機関、会長・本間正明大阪大学教授)は七日総会を開き、二〇〇七年度税制「改正」に向けた議論を開始しました。
 安倍晋三首相は総会で「わが国経済の国際競争力を強化し、その活性化に資する」ための税制「改革」を諮問。史上空前の利益をあげるトヨタ自動車など大企業へのいっそうの減税を求めました。
 一方、〇七年は一月に所得税の定率減税が全廃され、六月には住民税の定率減税が全廃されることが決まっています。
 六月には、低所得高齢者の住民税非課税限度額廃止に伴う増税の経過措置が縮小されます。大企業減税と庶民増税をセットで実施する計画は、これにとどまりません。
 本間政府税調会長は法人実効税率を「現在の約40%から30%台にどうもっていくかが課題」(「毎日」七日付)と表明。
 安倍首相は、〇八年の国会に消費税増税法案を提出し、「〇九年には(消費税増税など)税の抜本的改革」をするというスケジュールを自民党総裁選のなかで示しています。



改正保険業法  知的障害者の互助会続けたい−      2006/10/25 

 今年4月に施行された「改正」保険業法によって、広範な団体の自主共済制度が、存続の危機に追い込まれています。 この問題で「互助会の活動を続けていくため」と署名運動など広げている全国知的障害者互助会連絡協議会福田和臣会長のお話です。

知的障害者は生命保険に入れない

−自主共済や互助会活動を規制する保険業法が施行されましたが。

福田 私たちの互助会は、会員が入院をした際、付き添いが必要だという状態になれば1日について8000円。特別ベッド、差額ベッドを利用した場合は5000円を限度として給付するという制度です。なぜこういう組織が必要かというと、知的障害者は生命保険に入ることができないからです。
 生命保険に入れない理由が2つありまして、1つは知的障害そのものを疾病だととらえていること。もう1点は知的障害の人たちは本人確認ができないという理由で、生命保険の対象にはならないのです。 私たちの互助会は、それらをカバーするために全国の都道府県の施設関係者、あるいは親の会が立ち上がってつくった組織です。

■1億円のランニングコストが

−保険業法が適用になったら、どうなりますか。

福田 適用除外にならず、少額短期保険業者になった場合、保険会社と同じ体制をとらなければなりません。現在、月1000円、年間1万2000円前後の掛け金で運営していますが、これでは少額短期の事業をおこなっていくためのランニングコストが出ないのです。
 われわれの仲間が試算したところによると、ランニングコストはざっと1億円は必要だろうと。うち(兵庫県の組織)の会員は4700人ですから、せいぜいそのぐらいの掛け金しか入らないのです。1億円近くのランニングコストに耐えられるわけがないのです。
 今の掛け金で今の給付というのは、とてもじゃないけれどもできなくなる。自立支援法で本人負担が増えているという状況のなかで、年間1万2000円の掛け金でさえも厳しくなっているのに、それ以上の負担を迫ることは無理だと思います。

株式会社化は互助と矛盾

利益を上げれば当然、課税の対象になりますね。

福田 安定経営するためには相当利益を上げないと、難しいでしょう。みんなで助け合おうという共助、互助の精神からはるかに遠くなります。株式会社化を迫る理由が、加入者の安全であったり福利であったりということであれば、まったく矛盾をしていると言わざるを得ません

−「改正」理由は契約者保護ということでしたが。

福田 契約者保護は、オレンジ共済など一部の不正があって出てきたと思うのですが、今度の保険業法「改正」は非常に矛盾だらけです。 契約者の保護というのは少額短期の保険業者にならなくても何らかの規制をかければ十分成り立つのです。にもかかわらず、いわゆる保険屋さんになりなさいと。保険屋さんになったら金融庁の目が届くからということなのです。
 郵政民営化ではないけれども、外国の圧力あるいは保険会社の圧力というか、思惑通りにすすんでいるかなと思います。小さい互助会、共済制度を全部保険会社の方に吸収すると掛け金をドンと高くせざるを得ません。その際、同じような保険がありますよ、利用して下さいという思惑はずいぶん強いなと思うのです。

■規制されるいわれはない

−特定保険業者の届け出はどうしますか?

福田 一応、届け出はしています。その時点で、新たに必要な書類が若干いるのですが、それを整えておけばこの4月から向こう2年間の事業活動はできるのです。2年間の間に少額短期の保険屋さんになるのか、解散をするのかどうかという選択をします。

−互助会を維持しようと署名活動や陳情も活発のようですが。

福田 私たち互助会としては現在の形を維持したいのです。今の費用で今の給付は続けられるこの互助会のシステムを経済的な意味でも存続、継続していきたい。「適用除外」を求める署名は全国で34万人分を集めました。これは加入者の約4倍に当たります。すごいエネルギーをかけてやったのにもかかわらず金融庁に、まったく無視されました。一方で宗教法人は除外になっています。
 私たちの互助会は、国が規制をかけている理由を全部クリアしているのです。少額だし短期だし掛け金をかける人、契約者を特定していますから。
規制されるいわれはないので今後も同じ考えをもっている団体などと一緒に頑張っていきたい




10.14 教育基本法改悪反対集会、10.15 東商連第21回組織問題研修会

荒川から200名を超える参加!!
 教育基本法改悪集会が14日、明治公園で開かれました。教職員組合らが50名を超える参加荒川民商からは16名の参加で各団体、個人など合わせると200名を超えます。集会は全国からの参加で27000名にも上ります!民商はみんなでプラカードを作り、お揃いの半被を着て〜デモ行進は明治公園から代々木まで歩きました。参加者からは天気も良く元気が出た!まだ歩けるよ!など元気な声が聞けました。
 しかし教育基本法改悪はすべての子供たち、また未来の子供たちに暗い影を落とす、あってはならない改正法案です。未来の担い手となる子供たちを守るには本当に教育を輝かせる現教育基本法こそ、学ぶ意味や、人を想う心、優しさ、道徳などの人格を形成して行くのだと思います。14日の大集会の成功を力にこの荒川の全地域で子供に押し付けない、未来を奪う悪法は許さない!戦いを大きく広げ民商運動を推進し!残り2ヶ月あまりとなった今年を、商売も元気に健康で乗り切りたいですね。


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荒川から7名参加
 10月15日(日)東商連第21回組織問題研修会が池袋のサンシャイン文化センターで行われ、47民商中31民商100名参加でした。荒川からは7名の参加で、会長の菅さんが班会開催についての代表発言をしました。問題提起のあと、分散会では3カ年計画を持って自分たちの目標を決める。何のために、どんな思いで、班会・役員会を開くのか、一ヶ月に一度の役員会も出来ないということは方針が支部の会員に伝わらない。
 支部で何をしているのかをニュースで知らせる。支部活動を抜本的に行い、一人ひとりに魅力ある支部民商を作る。班会は民商側としての義務である。また、専従事務局がいて要求実現に向けて業者の組織で知恵を持っているのは民商だけである。3時間という短い分散会でしたが、全都の仲間のお話を聞けるのが大変勉強になります。組研で勉強したことをひとつでも支部に持ち帰って役に立てればと思っています。




10.07 池袋駅頭宣伝

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「第52回日本母親大会in長野」参加の報告
日本母親大会、感動的でした。

2006.08.01
荒川民商・婦人部 代表参加/(西日暮里)山口こずえ


 7月22日(土)23日(日)に長野市で開催された「第52回日本母親大会」に行ってまいりました。中国・九州地方と並んで豪雨被害に見舞われた長野県でしたが、この2日間は晴間がひろがり、47都道府県1県も欠けず、全国から1日目が6,620人、2日目が8,390人、延15,000人が集まりました。

 1日目は、信州大学・市民会館ほか5ヶ所・37テーマに別れて行われた分科会と見学分科会2テーマ。私は『官から民へで私たちのくらしはどうかわるの?―「小さな政府」と広がる格差社会、指定管理者制度、市場化テストなど―』に参加しました。用意された47名の教室に80余名の参加者で、席が廊下にあふれる出すほどの人気、熱気あふれる分科会でした。
 コスト削減と効率化のための民営化という、国や自治体の狙いはわかっているつもりでしたが、すでに起きている問題について、教育・福祉・医療・食・住それぞれの現場や、それぞれの地域で起きていることが発言され、あらゆる立場の人が深刻な受け止め方をしていること、その実態が理解できました。経済性と効率化のため、国民の「生命や健康の安全」が脅かされ、「個人情報」が垂れ流され、「文化」がないがしろにされる危険。首都圏でも起きている耐震偽装問題しかり、暴走エレベーターしかり、つい昨日起きたプール事故しかりです。
 また、指定管理者の選定にあたっては、資本金や規模等の制限があり、NPOや組合などは、はなから大企業にたちうちできない。官から“民”へは、住民の“民”ではなく、民間(大)企業の“民”でしかない。という現実も発表されました。
 しかし、基本的な住民の利用権は憲法と地方自治法で守られているわけで、自治体責任ははっきりと問い、間違った流れは運動によって変えることを、私たちは続けなければならない、ということを確認しました。

 2日目、エム・ウェーブ(ナガノオリンピックのスピードスケート会場)で行われた全体会は「全国から集まった母親の皆さん、女性の皆さん、そして男性の皆さん、おはようございます!!」の挨拶で始まります。これが「母親大会」の参加者主旨を表わし、何だかうれしくなりました。8,000人を超える老若男女の大群衆が、実に整然と、しかし生き生きと、共に笑い、また怒りの声をあげ、最後に「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンで締めくくられるのです。
 私は初めての参加でしたが、感動しました。「ある運動のみ」「ある組織のみ」のためのものではない、純粋な強い願い・志が、感じられたからです。「くらしと権利を守るために」「子どもの権利、男女平等を目指すために」「平和と民主主義を守るために」営々と活動を続けてきた母親たちの熱心さ、意識の高さに驚き、先輩方に敬意を表さざるをえません。

 2日間を通して、私は、自分も含めてオバチャンたちを侮るなかれ、と思いました。
女性が大半の会場は、まず場違い・勘違いなふるまいをする人がいません。発言の声が小さいと「聞こえませんよー。もう少し大きな声で。」とはっきり言うし、後ろでおしゃべりしてる人には「ちょっとごめんなさいね、お話が聞こえませんよ。」と諌めるのですが、決して殺気立つことなく、不思議と優しい雰囲気に包まれていました。
 そして、知性にあふれた方々が多いこと。人前でのスピーチに慣れていない方も、自分の考え・訴えを自分の言葉で語る姿は、堂々とたくましいものでした。これからますます真剣に、優しく強き母親たち、女性たちが守っていかないと、ホントにこの国はおかしくなります。
 また、大物産展や書籍展も充実していて、できれば「当日一般客」もたくさん入場してもらえると良いのにな、というのが素朴な感想です。これをきっかけに、中央紙では報道されないこんな催しを知ってもらえば、やがて多くの人の理解・参加につながると思うから。


●交流
 荒川代表として初の単独参加で、引率の先輩がいないのはちょっと不安でしたが、何を見て何を感じ何をしてくるか、自身で考えながら参加できたことは、かえって良かったかなと思います。 海外で日本文化を語るのが難しいように、代表としてどうふるまい何を語るか、個人参加とはちょっとばかり違う心得を、支部役員さんにも聞かされて送り出されました。婦人部長からは「できれば業者の立場で発言してきて」とひとつだけ言われました。あまりいい出来ではないですが、何とか交流してきました。
 分科会では、台東区の都職員の方とたまたま隣合わせ、「私たちが苦労して集める税金は、払う人も苦労しているのがよくわかっている。職員が誇りをもって守っている個人データが、民間委託になっても守られるのか心配」と話してくださいました。 うれしかったのは、2日目の全体会で、会場の写真を撮りながら「東京コーナー」へ近づくと東婦協の中川副会長が「こずえちゃーん、こっちよ〜」と声をかけてくださり、皆様と合流できたこと。また、かねてから挨拶したかった他県の方々とも会えました。ありがとうございました。
 

●組織
 「よこ線」の大集会に参加してみて、改めて「たて線」組織に対して思うことは、組織は組織のためでなく運動のためにある、ということ。
 いままでにも会内外の交流会などに参加してきましたが、私、恥ずかしながら、今回はじめて「分科会」の意義がわかりました。参加者それぞれの地域・立場・職場で「こんなことが起きている…という現状把握」「どうしたら良いか…疑問や問題の提起」「こんなことをしてみた…方法論の発表、検討」を発言しないと意味ないんですよね。それらを通して、それぞれに“妙案”を持ち帰って解決にあたったり、ここはみんなが手をつないで事にあたるべきだと確認して、運動のうねりを大きくしていったり、そういうことが大事なんですよね。「うちはこんなことしてます。偉いでしょ」とか「ノルマ達成」みたいな発表は(拡大推進会議は別でしょうが)交流会では意味ないんですよね。
 支部・班活動も同じだと思います。そこで一から十まで解決できるわけはないのだから、いかに現状把握して、それを本部に上げてみんなの問題にするかということ。そうしないと、一歩も先へ進まない。
 いま、我が民商でも拡大や役員不足の悩みがあると思いますが、困り事や意見や疑問、何でもいいからとにかく「他人の言葉」ではなく、会員さんひとりひとりの「自分の言葉」を吸い上げられる風通しの良さが必要だと思います。そして、「国民の権利と義務」と同様、「会員の権利と義務」が正しく理解されるよう、学習の機会を持ってもらう工夫が必要でしょう。そのためにも、グチやちょっと乱暴な論理は支部・班会で好きなだけやってもらって、本部では多少意識の高い・知性的な議論をしてもらいたいものだと思いました。

※細かいエピソードや感想は、おいおいご報告いたします。
 活動費をいただいたので、おみやげを買って来ることができました。名物「栗羊羹と栗落雁」です。
 
 以 上



荒川民商・新年会報告
 1/18(水)、荒川区役所地下「レストランさくら」で来賓含め参加者89名を迎え開催されました。はじめに菅会長より、民商の現状と春の拡大運動の訴えがあり、各支部長あいさつ、東商連西村会長、共産党区議、共に中小業者の諸運動に取組んでいる荒川土建、荒川生協診療所、日頃税務の面でお世話になっている江北経理よりそれぞれあいさつがあり、丹野副会長の乾杯で賑やかに懇親が始まりました。その後、恒例の「花」の抽選会が始まり、番号が選ばれるごとに各テーブルから歓声が上がりました。瞬く間に2時間の時が流れ新年会を終えることができました。
 開催にあたり、準備・抽選会にご協力頂いた皆さま、誠にありがとうございました。











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